看護師になるということ

人として、医療に携る者として、貴い心と高い理想を持ち続けることが大切と考えます。

患者様とその家族の立場になって、心から寄り添い、病に立ち向かい、治癒・回復の喜びを分かち合い、健康を祈り、生命に感謝する。

医療に携る者として労を惜しまず、常にその発展に力を尽くす。
看護師には、そうした高邁な精神が求められます。

本校がめざすのは、その精神を確かに携えた人材の育成です。
ナイチンゲールが築いた礎の元、核心を捉えた教育を行っています。

本校でプロフェッショナルへの第一歩を。

本校がめざす看護師像

本校の看護師像

「信」「誠」「敬」「愛」を土台とし、感受性豊かで高い職業意識を持つ看護師を育てます

  1. 尊厳性

    豊かな人間性を持ち、生命の尊厳性を認識できている。

  2. 人間性

    看護師として共感的態度及び倫理観を持って、人を受容できる優しく豊かな人間性が身につく。

  3. 意識

    職業意識が高まり、看護師として誇りと責任を持って、安全な看護が提供できる基礎が育っている。

  4. 仲間づくり

    自分の意見を表現することを大切にし、相手の意見を聞き取れ、学び合う仲間づくりができている。

  5. 基礎づくり

    保健・医療・福祉と連携・恊働し、専門職として臨床実践する基礎力が身についている。

看護師に必要なこと

  • コミュニケーション力

    人と人をつなぐコミュニケーション力

    医療チームの連携や、患者様の心を支えるためにコミュニケーションの力は重要です。

  • 思いやる心

    患者様とその家族を思いやる心

    患者様とその家族の立場に立って“思いやりの心”を持たなければなりません。

  • 正しい知識と向上心

    最新の医療技術に関する正しい知識と向上心

    日進月歩で進化する医療技術を常に学び修得しようとする向上心が必須です。

  • 体力と精神力

    心身ともに患者様を支える“体力”と“精神力”

    看護師は生命とむき合う仕事です。多くの方に勇気を与えられるよう、体力と精神力も大切な資質のひとつです。

看護師の役割

「診療の補助」

看護師は医師の診療を直接的・間接的に補助します。医師の指示を明確に理解できる専門知識はもちろん、一刻を争う状況で適切な行動をとれる判断力・実践力が求められます。

【診療補助の主な内容】
  • 外来診療における医師の補助(問診・採血・救急車応対など)
  • 入院患者様の検温や血圧測定や状況把握
  • 注射や点滴
  • 手術時における機器の準備、受け渡し など

「療養上の世話」

患者様が自身でできること、手助けが必要なことを適切に見極める観察力・思考力・問題解決能力、そして、実践力が求められます。

【療養介助の主な内容】
  • 食事や洗髪・沐浴の介助
  • 入浴ができない場合のベッドでの清拭
  • 歯みがきの補助
  • 車いす操作のお手伝い など
看護師の役割

看護師の歴史

ナイチンゲール

ナイチンゲールが広めた看護精神

看護職の始まりは、中世ヨーロッパの教会で修道女が病人の世話を行ったのが起源と言われています。それからずっと後、現在の看護師の土台を築いたのはフローレンス・ナイチンゲール。クリミア戦争当時、従軍して看護にあたった彼女は、知識を備えた人材の不足が原因で多くの人の命が失われていくのを目の当たりにする中で、専門教育の必要性を強く感じ、その育成を世に訴えました。
以来、数十年を経て、日本で最初の看護学校が設立されたのは1885年のことです。1948年には保健師助産師看護師法が制定され、正式に看護師という職業が確立されました。長い歴史を通じ、その役割はさまざまに移り変わってきましたが、ナイチンゲールの掲げた「大切なものは不変。いついかなる時も人の命を守る」「職業人として誇りを持って取り組む」という崇高な看護の精神は今もしっかりと受け継がれています。

卒業生からのメッセージ

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    髙橋(旧姓 本間) 詩織さん

    平成24年3月卒業

    北海道中央労災病院 勤務

    相手の立場で
    物事を考える大切さは
    本校で学びました。

    生まれ育った地域の医療に貢献したいと考え現在の職場へ。臨地実習で何度もお世話になった縁もあり、先輩方が親身に指導してくださるので安心して働けています。現場では改めて責任のある大変な仕事と感じる一方で、患者様が回復されていく姿を見ると、看護師になってよかったと心から思います。中には思わしくない経過に不安を感じる患者様もいらっしゃいますが、そうした方に寄り添う姿勢や、ご家族の心を支える気持ちなど、相手の立場で物事を考える大切さは本校で学びました。その学びを少しずつでも患者様に還元できるよう、日々励んでいます。

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    遊佐 慎吾さん

    平成26年3月卒業

    まちの看護師さん 勤務

    学生時代に
    培ったことのおかげで
    今の自分がある!

    卒業後3年間病棟勤務を経験しました。その後、センター長の働き方に感銘を受け、現在は「まちの看護師さん」という訪問看護センターで訪問看護師として働いています。看護師の活躍の場は病院だけではありません。ご自宅で生活している方々の心強い存在を目指して、日々、研積を積んでいます。看護師になるためには勉強量、実習でのレポート、国家試験と避けては通れない壁が多く、3年間はあっというまです。頼りになる先生方、仲間達と協力し1日1日を大切に過ごしてください。専門学校で出来た仲間達は一生の仲間になります。

卒業生の抱負

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    大山 拳志さん

    野幌高校出身

    卒業生

    「ありがとう」の
    言葉にやりがいを
    感じました

    看護師として働き、患者様からたくさん感謝の手紙をもらっていた祖母のようになるのが目標です。初心を忘れず、同じ夢を持つ仲間と支え合って、一歩ずつ目標に近付きたいです。

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    大林 愛佳さん

    帯広大谷高校出身

    卒業生

    多様な病院で
    臨地実習をできるのが
    駒沢看護の魅力

    看護師への道には苦難もありますが、信頼できる仲間や、親身に相談に乗ってくれる先生がいるから頑張れます。確かな知識・技術とやさしさで患者様を支えられる看護師が目標です。

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    水澤 里咲さん

    札幌大谷高校出身

    卒業生(当時3年生)

    祖父の
    お世話をしてくれた
    凛とした看護師の方が
    目標です!

    将来、産婦人科で働きたいと考えているので、子どもの健康やケアを学ぶ「小児看護学」の授業に特に関心を持っています。クラス全員で看護師国家試験に合格して卒業したいです。

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    遠谷 雅さん

    帯広北高校出身

    卒業生(当時3年生)

    先輩と接する機会
    が多いのがうれしい、
    実習の話は参考に
    なります

    患者さんに寄り添って心の痛みや思いを汲み取り、元気をあげられる看護師になりたいです。同じ目標を持つ仲間と一緒に、励まし合いながら夢をかなえようと頑張っています。

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    中野 裕斗さん

    札幌真栄高校出身

    卒業生(当時2年生)

    本格的な設備で
    行う実習の時間が
    好き

    先生は現場で活躍されていた方ばかりなので、リアルな話が聞けて、卒業後への心構えができます。僕も生涯学び続け、いつか認定看護師や専門看護師として活躍したいで
    す。